勉強しない子供からゲームを奪う - そんなことよりも激辛ペヤングを食べたい

記事のタイトルを読んで懐かしい気持ちになった人がいるのではないだろうか。

私もやられた記憶がある。

親が外出してから帰ってくるまでの間ずっとゲームに勤しんでいたら「あんた！どんだけゲームしよっと！ダメて言うたやろ！」と言う怒りとともにゲームボーイを隠されたのは忘れられない。

するわけない。では何をするのか

親が居ない時にゲームを探すのだ。家の隅々まで。

普段なら勝手に絶対に開けないであろう食料庫や親のタンスも開けるし、届かない高い場所も椅子を使って開ける。

これも完全にゲーム感覚である。

親の妄想通りに「親も居ないし、ゲームもないし勉強するか！」とはならないのである。

住んでいる家でも普段開けない場所を開けるのは楽しく、どんどん探索が進む。

そして子供の私はゲームを見つけ、今度は私がゲームを隠して、親が居ない時に忍んでゲームをするようになった。

意味はない。

いい点を取る→ゲームを返す→ゲームをする

それで最初に戻ってしまうだけだ。

都合よく勉強をするようになったとしても、それは親の力ではなく子供が自ら勉強の楽しさを見つけただけだ。結果が良ければ全て良しでは無い。

そもそも親の目的は「子供にゲームをさせない」ではなく、「子供に勉強をさせる」である。

また、子供の行動理念は「ゲームをしたい」ではなく、「楽しいことをやりたい」と仮定する。

こう整理すると答えはとても簡単で、「勉強をゲームより楽しいことにする」で解決する。

それが出来ないから皆困っていて長年課題に上がっている。

だからと言って、「ゲームを隠す」という解決しない手段を使う理由にはならない。

手段を検討せずに安直な考えで行動を取るのはやめて欲しい。

「ゲームがなぜ楽しいか」

そこに答えは転がっているんじゃないか。