田舎のコミュニケーション
年末年始は実家で過ごしていた。
約二週間ほどだ。
そこで田舎と都会のコミュニケーションのギャップに驚いた。
実家に帰った二週間はひたすらにドイッチュラントを掘る有意義な時間を過ごしていた。
正月太りの影響でますますパワーヒッター化してしまいそうだったので、母親とともに地域のバドミントンクラブに行くことにした。
平均年齢60近い集まりだ。
挨拶を済ませて対戦。
...
うん、やっぱり体力欲しい。
感想はネット下で拾わせるスポーツだ。
楽しい時間を過ごせた。初対面の皆さんに自分のやっている仕事の話をした。
その途中で一緒にやっていたおじさん達に話しかけられる。
自分では軽快なトークを展開していたつもりだが、その時に出た相手からの一言がどうしても忘れられない。
「はよう、嫁さん貰ってお母さんに楽させてあげんといかんよ!」
共にスポーツを楽しんで仲良くなったからなのか、いきなり懐に深く深く深くに飛び込む発言。
草野球の助っ人として見知らぬ人しかいない試合に出る時も、会社で面識のない人たちと飲み会の時も、脱出ゲームで同席した他人と話す時も、一度として無かった経験に衝撃を受けた。
なんだかネットで見ていた村社会そのままだなっと。
自分の地元は違うと思っていたけど、そんなもんなのか。
それとも自分が高校生までの間に気がつかなかっただけで最初からこんな感じだったのか。
おじさん達にとってはデリケートな質問をする事が仲良くなるための手段なのかも知れない。
おじさん達にとっては嫁を貰って自分の親の介護をさせるのが当たり前なのかも知れない。
そんな硬い考えがまだまだ田舎の常識に蔓延っていると考えると、実家に戻り家を継ぐという気持ちが一気に失せる気がした。
田舎の人たちがみんな悪いとは言わない。
ただただ、直接こんな経験をしてしまうと日々の人間関係のストレスで生きていけないんじゃないかなと思ってしまう。
次に実家に帰るのはいつだろう。
次の初対面の機会では多様性への理解がある人とがいいな。